横浜市都筑区の小児科、児童精神科のこどもの木クリニック
お子さま目線のコミュニケーションを心がけ、診療ではできるだけ痛みが少ないように努めています。明るい雰囲気の院内には絵本やおもちゃをご用意して、優しく真摯に接するスタッフ一同お待ちしております。
診療のモットーを教えてください。
モットーは、痛みの少ない診療と、隠れた病気を見落とさないための聴診です。聴診では、肺と心臓の音を分けてしっかりと聞くようにしています。肺の音は3つの部位に分け、背中側からも聞き、心臓の音は心音と心雑音を一つ一つていねいに聴診していきます。
さらに、少しでも違和感があれば、午前・午後に分けて診察させていただく場合も。それだけ病気を見落とさないことに力を入れています。
病院が苦手なお子さまのためにおこなっている工夫があれば教えてください。
お子さまと仲良くなることを心がけています。そのために、お子さまの身につけているものを見て、まずは病気と関係のない話をします。例えば女の子の場合は、アクセサリーをつけているお子さまも多いので、「かわいいネックレスだね」と褒めて少しずつ距離を縮め、男の子でキャラクターの洋服や靴を着用していれば、その話題について話します。
また、外国人のお子さまの場合には、自己紹介をしてから診察を開始するようにしています。お子さまが怖がらないように、まずは同じ目線で語りかけて仲良くなる。そして検査はできるだけ痛くないようにおこなうことを大切にしています。
外国人の方の診療に対して配慮している点を教えてください。
診察を始める前に、まずは自己紹介をすることです。そして、診察をおこなう際には「まず聴診をしてもいいですか?」「次は首を触ってもいいですか?口を見てもいいですか?」と一回一回納得してもらったうえで診察をしていきます。
患者さまや親御さまに対して、一つ一つきちんと説明し、ていねいにわかりやすく、患者さまに納得していただく努力をしています。これは外国人の患者さまだけでなく、日本人の患者さまに対しても同じです。
院内でこだわったところがあれば教えてください。
お子さまが怖がらないように、明るい院内づくりにこだわりました。待合室や診察室にはおもちゃやぬいぐるみを置き、病院に来ることを嫌がらないように工夫しています。
また、親御さまとお子さまの関わりを大切にしてほしいという思いから、院内にはテレビを置かず、絵本を置いています。最近ではスマートフォンでどこでも動画を見ることができ、本を読む機会が少なくなっています。当クリニックで過ごす時間が、親御さまと一緒に絵本を読んで語り合う機会になればと思っています。
先生が患者さんだった場合の、病院選びのポイントを教えてください。
病院の大きさや設備よりも、医師で選びます。医者は職人だと考えていますので、専門の技術を持っており、信頼関係を築ける医者のいる病院を選ぶことがポイントですね。ただし、実際に行ってみなければわからないこともあります。そのため、知り合いの医師に聞いてみることが大切です。
インターネットにはたくさんの情報が掲載されていますが、正しい情報ばかりではありません。一般の方の場合は、かかりつけの医師に尋ねてみることをおすすめします。